サルポラッゴ氷河の旅
Sarpolaggo glacer (1993/8)
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サルポラッゴ氷河 参考地図 |
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クラウン峰に首尾良く登頂した後、山崎、長谷川、私の3人でサルポラッゴ氷河の探索に出かけた。来年、岐阜大学山岳部のチリン峰遠征に向けた山崎の偵察が主な目的であったが、私にとってはヘディンの「地図の空白部」を地でいく、人跡未踏の地へのまさに探検ごっこであった。 いつ迎えのラクダ隊がインホンタンにやってくるか分からないため、4日〜5日程度の計画で出発する。 |
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![]() メンバー 左から長谷川、私、山崎 ![]() 出発 真ん中に、氷河末端がダムのように見える |
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着実に進むが、ついに行き場を失ってしまった。仕方が無く、左岸の崖を大きく迂回する。そんなに急ではないが、足下がどんどん崩れていくため緊張する場所だ。 |
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![]() 迂回しているところから上流方面 少し氷河らしくなってきた |
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迂回し終わり、少し進んだ小さな池の近くで泊。山崎は天気がすっきりしないため、偵察ができるかどうか非常に心配している。
2日目、長谷川は一人でインホンタンに下ることにした。ここからは2人で上流へ進む。多少氷河が安定してきたようであったが、できるだけサイドモレーンを進む、見かけは簡単に進めそうでも氷河上はややこしい。 |
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![]() 単調なサイドモレーンを進む |
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ついにサイドモレーンもつきて、氷河上を歩き始めた。小さなアップダウンが続くため非常に疲れる。まだ、表面に石があるため多少はいいのだろうが。 |
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![]() 氷河上を進む 奥には氷河らしい氷河が見える ![]() 正面モニ氷河方面 右がサルポラッゴ氷河 氷河らしい感じ |
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そうはいってもやっぱり氷河。ついには氷の尖塔の間を進む。 このころ2人で嫌な予感がしていた。つまり、地図上ではもう少し進んだ右手にチリン峰があってもよさそうなのだが、この地形がズーっと続いていたらベースキャンプが絶望的に設置できないというのである。氷河の上に張ればいいのでは、と考えるかもしれないが、長期間となると大変に疲れる。 |
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![]() 氷の尖塔 非常に芸術的な感じ |
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そうこうして氷塔の間を進んでいると、右手のサイドモレーンから濁った川が流れ落ちてくる場所に行き着いた。その上部はどうなっているかはっきりしない。逆に崖でないことは確かなので、さっそく川沿いに登り始めた。 |
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崖を登りきった我々はその光景に唖然とした。「地上の楽園」いや「天上の楽園」と言ってもおかしくない光景であった。今までの不毛の氷河上から、花の咲き乱れる池が突如我々の目の前に現れたのだ。 |
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![]() 天上の楽園 非常に気持ちの良い場所だ 標高5000m位 ![]() 池の遠景 |
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かなり時間がたったのだろうか、今日はなんとしてもチリン峰の見える場所に行きたい。後ろ髪を引かれる思いで池を出発した。 |
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![]() ![]() お花畑が続く |
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時には足の踏み場もないほどで、できるだけ花を踏まないようにゆっくりと進んだ。 |
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![]() 日本庭園? |
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地図上ではそろそろチリン峰が見えてきてもよさそうなのだが、天気が悪い。 |
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![]() 2日目のテント場 |
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3日目は相変わらず天気がすっきりしない。 |
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![]() 中央上部にムスターグ峠がかすかに見える その奥はパキスタン |
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10時くらいには山崎もあきらめて帰ってきた。 |
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![]() 遠くインホンタン方面を見る 快調に下るが、アクシデント発生 |
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4日目、山崎はマイペースでさっさと下っていってしまう。 |
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![]() インホンタンのベースキャンプ K2のベースでもある |
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