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 ゴーキョピークの旅(エベレストを見る旅)

   Gokyo Peak (1997/4,5)

 この旅(トレッキング)に行くことになった経緯は、マウンテンフライトのページで紹介しましたので、実際の旅を報告します。

出発前の準備
 日本から依頼したのは、カトマンズからトレッキングの出発地点のルクラまでの往復のヘリコプター(下記の地図で赤色の区間)と、トレッキング許可証の取得の2点だけでした。依頼したのは日本人の大津さんの経営する「コスモトレック」で、安心して依頼することができました。(Iさん有り難う)
 初めての方や、体力的に心配な方はポーターや、案内人を頼んだ方がよいのかもしれませんが、私はこの地域に3回目の訪問で、相棒のK君は未訪問ながら昨年パキスタンのガッシャブルム1峰を登頂している強者ということで、2人だけで行くことにしました。(お金が安く済むというのも理由ですが。)日本で準備していったことはそれだけです。

地図
概念図 赤線はヘリコプター、青線はトレッキングコース

 

4/26

京都 → 名古屋(14:30) → 成都(18:00)

27

成都(7:00) → カトマンズ(7:15)

28

カトマンズ → ルクラ → ナムチェバザール
        (2804m)     (3440m)

29

ナムチェバザール → マッチェルモ
   (3440m)     (4410m)

30

マッチェルモ → ゴーキョ(4750m)
          ↓↑
         ゴーキョピーク(5360m)

5/1

ゴーキョ → ナムチェバザール
 ↓↑
ゴーキョピーク

2

ナムチェバザール → ルクラ

3

ルクラ → カトマンズ

4

カトマンズ(8:00) → 成都 → 名古屋(19:30) → 実家


 

4/28 カトマンズ → ルクラ → ナムチェバザール

 早朝に、泊まっていたタメルの「マイホーム」をタクシーで出発した。トリブバン空港に到着したが、ほとんど乗客らしい人がいない。どうやら早く到着してしまったようだ。以前の国内線はロイヤルネパールだけであったが、最近は6社くらい民間のヘリコプター会社が各地へフライトしているようだ。私たちが乗るヘリコプターもその中の一社で、機体はロシア製の大型ヘリコプターだ。何とか天候もよくルクラへのフライトも行われるとのことで一安心。それでも1時間遅れで出発。耳に綿を詰め込んでいるので多少はましだが、とりあえずエンジン音でうるさい。ヘリコプター内部は貨物室に真ん中の荷物を取り囲むように、機体に取り付けられた補助椅子に乗客が座る様になっている。

ヘリコプター内部
ヘリコプター内部の様子

 ヘリコプターは山の起伏にそうようにフライトし、何とかルクラに到着した。

ルクラ空港
ルクラの空港

 早速荷物を受け取り、ホリデーロッジをさがす。ホリデーロッジは夏のK2でサーダーをしてもらうナワ.ヨンデンさんの経営するロッジで、ナワさんから寄っていくように言われていたのでお茶を飲みに訪問したのだ。ロッジではナワさんの娘さんがミルクティーとクッキーを出してくれた。私たちもここに長居はできないので、挨拶も早々に出発した。
 今日はどこまでいけるか分からないが、とりあえず行けるところまで行く。2人でエベレスト街道をとばした。

つりばし
吊り橋を渡る 後ろをヤクが荷物を運んでいる

 

サクラ
チュモアのロッジ「はたご」の桜

 なんだかんだと調子よくチェックポストのあるジョルサレに到着。ここを通過したらもうナムチェバザールまで行くしかない。どうしようか考えたが、暗くなっても今日中にナムチェまでの長い坂を上っておいた方が明日は多少なりとも楽ができるだろう、ということでそのまま通過してナムチェバザールへ向かった。イムジャコーラの橋を渡って長い長い坂道が始まった。分かっているからこそ余計嫌になってくる、知らずに話だけ聞いていたほうがどれほど楽に登れるか。登っている途中でルクラからやってきたシェルパの男に追いつかれた。話をしながら登ったついでに町中から少し離れた宿を紹介してもらった。ダイニングに入ってびっくり、昔はなかった衛星テレビがそこに陣取っているのだ。いろいろと変わったなーと感慨深い一日であった。

ナムチェバザール
ナムチェバザールの中心地


4/29 ナムチェバザール → マッチェルモ

 早朝起きてみると全体に雲がかかっているがなんとか良い天気になりそうだ。ナムチェバザールを出発してキャンズマまでエベレスト街道を行く。この道はマウンテンバイクでも走り易そうな道で、前方にはエベレストが、後ろを向くとクワンデが屏風のように立ちはだかっている。特にクワンデは以前登った山のためまた少し違った景色に見えてくるから不思議だ。

クワンデ
エベレスト街道 バックはクワンデ

 

エベレスト
真ん中左奥にエベレストが少し顔を出す

 キャンズマからエベレスト街道をはずれてゴーキョへの道を行く。道は上りでモンラ(峠)を目指す、峠からはどんどん下ってポルツェテンガへ。周りは森となって、少し湿っぽい感じが少しだけ日本っぽい感じである。高度の割には体調も悪くない。

ポルツェ村
モンラから見たポルツェの村
右の谷がエベレストへの谷、左はゴーキョの谷

 ドーレで昼食を食べて、マッチェルモへ、今日はここまでとする。ロッジはまだ新築で、ダイニングも綺麗でご飯もうまい。ここはおすすめです。この夜は多少頭が重かった。


4/30 マッチェルモ → ゴーキョ(4750m)

 今日はいよいよゴーキョ。マッチェルモの村を出ると直ぐにチョオユーが端正な姿を見せていた。

チョオユー
チョオユーが見えてきた

 ゴーキョへの道は大きなアップダウンもなく、時には草原の中を歩き、時には湖岸を歩き、本当に気持ちいい。昼過ぎにはゴーキョの村に到着。

ゴーキョ
左がゴーキョピーク 右の湖畔にゴーキョの村

 早速ゴーキョピークへ向かう。ゆっくりゆっくり登るがなかなか着かない。トレースは色々あって歩きやすい道を適当に選んで登るが、最終的にはどれを登っても同じ目的地。1時間半位で頂上着。しかし天気はあまり優れずに雲の中からときどきエベレストや、チョオユーが顔を出すだけ。高所障害からか眠くなってきたので岩陰で一眠り。まだまだ明日があるから今日は適当に下った。
 夜は頭も少し痛くなったため、PLを飲んで寝た。


5/1 ゴーキョ → ナムチェバザール

 朝日を見るため、朝一番でゴーキョピークに向かって出発した。何とか日の出前に到着したが、さえない天気に少しがっかり。

エベレスト
ゴーキョピークからのエベレスト

 またまた適当にゴーキョの村に戻り、ナムチェバザールへの道を急いだ。ここからはK君と別れ、私は一人で来た道を戻る。K君はタンボチェ経由で最終的に私とルクラで落ち合うこととした。帰りは同じ道でも気持ちは軽い。高度が下がるためもあるけれど、それ以上に景色がやっぱり良い。ナムチェバザール手前ではしかの群が現れた。ナムチェバザールでは行きに泊まった同じロッジに世話になった。

しか
しか


5/2 ナムチェバザール → ルクラ

 天気が良くない。チェックポストの辺りからついに雨が降りだした。かっぱを着ていてもやっぱり濡れる。ルクラへの道を急いだ。どちらにしてもこの区間はあまり景色が良くないので、ゆっくりしていく理由は見あたらない。途中で、マウンテンバイクのビデオを作っているアメリカのパーティーに抜かされた。見ていて、わざわざこの区間をマウンテンバイクで行く意味が全く見あたらない。非常の不自然な光景に感じられた。
 ルクラでお世話になったのは、行きにも寄った「ホリデーロッジ」で、今日はK2でキッチンボーイとして来てくれるギャル.ラマがキッチンにいて、いろいろと飯を作ってくれた。夕方にはK君も到着し、ゆっくりと寝た。


5/3 ルクラ → カトマンズ

 ルクラからカトマンズの間は行きと同様にヘリコプターを使った。いつ到着するか、大体の時間しか分からないため早めに待っていた。本当にいつになってもこないようであったが、数時間遅れで何とかやってきた。短かったトレッキングもやっと終わった。


 今回のトレッキングはほぼベストな計画であっただろう。日本を出発してから戻るまで無駄な時間はほとんどなく、しかもそれなりの場所へ行く。実際の行動もほとんど十分に満足のいくものであった。実際に一日でも予定が狂ったらゴーキョまで行けたかどうか。
 ついでに言えば、成都からカトマンズに到着した日には、空港から歩いてボダナートに向かい観光をし、その日のうちにコスモトレックへ行きチケットとトレッキングパーミットの受け取りをし、さらにK2関係の打ち合わせをロールワリン.トレックで行っている。また、ルクラからカトマンズに戻った日には同じくロールワリン.トレックで再度打ち合わせと、個人的にチタンスクリューの購入等も行っている。そういった意味からも充実した旅であった。


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